自生地
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富貴蘭ふうきらんとは?

What's  "Fūkiran"

「富貴蘭」とは江戸時代から伝わるフウランの園芸品種の総称です。日本富貴蘭会による登録品種はおよそ250品種を数え、古典園芸植物のひとつとして親しまれています。

フウランは、茨城県以南の本州・四国・九州・沖縄に分布し、常緑針葉樹から落葉および常緑広葉樹、時に岩上に生える着生蘭です。深山から海岸まで、その環境適応能力は高く、つまり栽培も容易な植物です。着生する樹種は様々ですが、軽く苔や地衣類が生えている樹皮に長い根を伸ばし、へばり着くようにして生活しています。

富貴蘭を栽培されている方でも、フウランの自生地をご覧になったことのある方は少ないように思われます。今日、ラン科植物の多くが乱獲や環境の変化によってその個体数を激減させており、フウランもその傾向にあります。しかしフウランは人間の生活圏にも生育している植物であり、分布域のいわゆる里山と呼ばれる辺りに、現在でも比較的容易に見ることができる場合もあります。人家に近い場所であることが、かえって採取されにくい状況を作っていると思われます。 また各地の神社では、神様に守られてひっそりと息づいているフウランを見ることができます。もし見つけることがあれば、マナーを守って、大切に後世に受け継いでいきたいものです。